「ホームページは作ったから大丈夫」は危険な思い込み
「数年前にホームページを作ったけど、特に更新はしていない」——中小企業の経営者の方から、よくこんな話を聞きます。
しかし、放置されたホームページは「ないよりマシ」どころか、むしろ逆効果になっている可能性があります。
インターネット上では、毎日膨大な量の新しい情報が公開されています。その中で何年も更新されていないホームページは、検索エンジンからも、訪問者からも「死んでいるサイト」と判断されてしまいます。
この記事では、ホームページを放置することで失っている3つのものと、今すぐできる改善策をお伝えします。
放置ホームページが失わせる3つのもの
1. 検索順位(Googleに見つけてもらえなくなる)
Googleは、定期的に更新されているサイトを「活発で信頼できる情報源」として評価します。逆に、長期間更新のないサイトは評価が下がり、検索結果の下位に沈んでいきます。
具体的に起きること:
- 「〇〇市 ホームページ制作」などのキーワードで検索しても、自社サイトが表示されない
- 競合他社のサイトが上位を占め、問い合わせが全て競合に流れる
- 新しいサービスや実績を追加していないため、関連キーワードで全くヒットしない
Googleのアルゴリズムは「最新で役立つ情報を提供しているか」を重視します。ブログ記事の定期投稿や、サービス内容・実績の更新が、検索順位を維持・向上させる最も基本的な方法です。
2. 信頼(訪問者に「大丈夫かな?」と思わせてしまう)
ホームページを見た人が最初に感じることは何でしょうか。デザインや内容よりも先に、「この会社は今も営業しているのか?」という疑問です。
放置ホームページが与える印象:
- 「最終更新:2019年」と書いてある → 「もう廃業したのかな?」
- スタッフ紹介に退職した人が載っている → 「情報管理がずさんな会社」
- 「新着情報」が3年前のまま → 「問い合わせしても返事が来なそう」
特に、初めて取引を検討している企業や個人にとって、ホームページは「会社の顔」です。古くて放置されたホームページは、どんなに実力があっても、その印象を台無しにしてしまいます。
実際のデータ: BtoB企業の購買担当者の約75%が、取引前にサプライヤーのWebサイトを確認すると言われています。その際、更新されていないサイトは「リスクのある取引先」と判断される可能性があります。
3. 問い合わせの機会(せっかく来た訪問者を逃す)
検索でたどり着いた訪問者が、ホームページを見て「問い合わせしよう」と思うかどうかは、コンテンツの質と鮮度にかかっています。
問い合わせが来ない放置ホームページの特徴:
- 料金・費用の情報がない(「お問い合わせください」だけ)
- 実績・事例が古い、または全くない
- 「よくある質問」がなく、不安が解消されない
- スマホで見ると崩れる(スマホ対応していない)
- 問い合わせフォームが壊れている(送信できない)
訪問者は平均して15秒以内にそのサイトを離れるかどうかを判断します。「この会社に頼んでみよう」と思わせるコンテンツがなければ、せっかくの訪問者は競合他社のサイトへ移動してしまいます。
「放置ホームページ」チェックリスト
以下の項目に当てはまるものが多いほど、今すぐ改善が必要です。
コンテンツの鮮度
- [ ] 最後にホームページを更新したのが1年以上前
- [ ] ブログ・お知らせの最新記事が半年以上前
- [ ] 現在提供していないサービスが掲載されている
- [ ] 退職したスタッフの情報が残っている
技術的な問題
- [ ] スマホで見ると文字が小さすぎる・レイアウトが崩れる
- [ ] ページの表示に3秒以上かかる
- [ ] SSL(https)に対応していない(URLがhttpのまま)
- [ ] 問い合わせフォームが正常に動作するか確認していない
SEO・集客
- [ ] Googleアナリティクスなどのアクセス解析を設定していない
- [ ] 自社名以外のキーワードで検索しても出てこない
- [ ] Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を設定していない
5つ以上当てはまる場合は、ホームページのリニューアルまたは大幅な改善を検討することをお勧めします。
今すぐできる改善策
短期(今月中にできること)
1. Googleビジネスプロフィールを整備する 無料で設定でき、地域検索(「〇〇市 ホームページ制作」など)での表示に大きく影響します。営業時間・電話番号・写真を最新の状態に更新しましょう。
2. お知らせ・ブログを1本投稿する 内容は短くても構いません。「新しいサービスを始めました」「よくある質問に答えます」など、訪問者の役に立つ情報を1本投稿するだけで、Googleへの「このサイトは生きています」というシグナルになります。
3. 問い合わせフォームの動作確認 実際にテスト送信して、メールが届くか確認してください。フォームが壊れていて問い合わせが届いていないケースは珍しくありません。
中期(3ヶ月以内にできること)
4. スマホ対応(レスポンシブデザイン)への対応 現在、Webサイトへのアクセスの約60%はスマホからです。スマホで見づらいサイトは、Googleの評価も下がります。
5. 実績・事例ページの充実 「どんな仕事をしてきたか」を具体的に示すことが、問い合わせへの最大の後押しになります。写真・数字・お客様の声を加えた事例ページを作りましょう。
6. ブログの定期更新体制を作る 月2〜4本のペースでブログを更新するだけで、半年後には検索からのアクセスが目に見えて増えてきます。
リニューアルのタイミングはいつか
以下のいずれかに当てはまる場合は、部分的な更新ではなくリニューアルを検討してください。
- 最後に作ってから5年以上経過している
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)していない
- SSLに対応していない(httpのまま)
- デザインが古く、競合他社と比べて見劣りする
- 事業内容・ターゲット顧客が変わった
リニューアルは費用がかかりますが、「問い合わせが来ないホームページ」を維持し続けるコスト(機会損失)の方が、長期的には大きくなります。
まとめ:ホームページは「作って終わり」ではない
ホームページは、作った瞬間から「育てていくもの」です。
- 定期的な更新で検索順位を維持する
- 実績・事例を積み重ねて信頼を高める
- 訪問者の疑問に答えるコンテンツで問い合わせを増やす
この3つを継続することで、ホームページは「会社の最も優秀な営業担当」になります。
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